猫背になる原因と種類をチェック!あなたはどの猫背?

猫背は万病の元とはよく言ったもので、猫背の人ならその言葉も理解できると思います。

猫背には種類があり「首猫背」「背中猫背」「腰猫背」「S型猫背」この4つに分類することができ、そこから起こる症状は様々です。

それぞれの猫背で原因や体に起こる症状が違ってくるので、あなたがどの猫背に分類されるかチェックしてみましょう。

猫背の確認方法

猫背 例

【手順1】壁の前に背を向けて立つ

【手順2】そのまま壁に背中を付ける

【手順3】壁と体の隙間を確認する。

結果

【正常】壁と腰の間に片手がギリギリ入るスペースがあるのが正常の姿勢。

【猫背】壁と腰の間に手が入らず、頭と壁の間に隙間がある。

【反り腰】腰と壁の間がかなり空いており、お腹が前に出ている。

まずは自分で出来る猫背のチェックを行いましょう。

壁と背中、お尻、頭の隙間で姿勢を判断します。

通常は、壁と腰の間に腕がぎりぎり入るくらいなので、隙間に応じて猫背なのかを判断しましょう。

猫背になる原因と種類

猫背 種類

出典:http://life-k.jp/

猫背になる原因を知る事でそれに応じて対処することが可能です。

基本的に筋力の低下や年齢と共に体が硬くなっている事が原因の一つです。これを向上させることにより、ある程度の猫背は改善することが可能です。

特に日本人は猫背になりやすい体形・体質だったりするのですで、一概に原因を決めつけることはできませんが、そのほとんどが背中だけではなく、腰・首・肩に原因があります。

首が前に出る【首猫背】

首猫背

首がカクッと前に落ちている状態。首を中心に丸くなっている状態を首猫背と言います。

特にスマホやタブレット、PC操作が原因で首猫背が増えているようです。

背中猫背と同時に首猫背になっている人もいるので注意が必要です。

顎が前に出てしまい、見た目も余計に悪くなります。これにより首や肩の慢性的な肩こりに悩まされることが多く、特に首からくる頭痛がひどくなくとこもあるようです。

原因として、使用している椅子が合わなかったり、以外なのが枕が合っていないことが原因につながる事があるそうです。

肩が前に出る【背中猫背】

背中猫背

背中が丸まり、肩が内側に入り込んでいる症状です。これを背中猫背といいます。

背中が丸く曲がるだけでなく、肩が内側に入り込むのも大きな特徴です。

これは特に日本人に多く、肩こりの原因になったり内臓を圧迫するので食欲不振の原因につながります。

デスクワークなど同じ姿勢で仕事をしている人や、腕をよく組んでいる人に起こりやすい症状です。

原因としては、肩甲骨の可動域が少なくなっている・筋肉が固まって、肩が正しい位置にきていない事が考えられます。

これにより、胃や肺などが圧迫され呼吸が浅くなるので、体内に酸素を取り入れる量が少なくなり疲労の原因に関与したり、脳への酸素が少なくなり集中力が低下したり、内臓の機能が低下したりと良いことは一つもありません。

肩甲骨だけではなく、同時に広背筋のトレーニング・ストレッチを行う事で改善が可能です。

腰から曲がる【腰猫背】

腰猫背

猫背=背中というイメージがありますが、腰が丸く曲がってしまう腰猫背もあります。

腰から曲がっているのが特徴です。一見背中猫背のように見えても、腰猫背という場合もあるので慎重に判断しましょう。

特に座った時に影響が大きく、あぐらをかいて座ると腰が曲がり長時間座る事がつらくなります。

厳密にいうと、腰が曲がるだけではなく腰を伸ばすことができないのです。

その原因は骨盤にあります。

骨盤、さらには股関節が硬く骨盤を立てて座る事ができない事で腰猫背がおこります。

これにより、ヘルニアなどの腰痛になる場合があります。背中猫背に見えて腰猫背の場合があるので見極める必要があります。

腰猫背は筋力よりも柔軟性を向上させることで改善に効果的です。

お腹が出る【S型猫背】

反り腰

猫背の原因は背中だけではありません。骨盤が通常よりも前傾していることにより、背骨が極端なS字になっている状態をS型猫背と言います。

一見、背筋が伸びているように見えて、骨盤が前傾することでお腹がポッコリと出ている状態になります。

これにより、腰痛やヘルニアなどの原因になります。

まとめ

猫背には大きく分けて4種類ある。

  • 首猫背:首が前に出る
  • 背中猫背:肩が前に出る
  • 腰猫背:骨盤が硬い
  • S型猫背:お腹が出る

それぞれに原因がありますが、筋力・柔軟性の向上で猫背は改善できます。

猫背の種類によって適切な方法を選びましょう。

猫背を改善すると、体調も整います。体調が整うと人生も整います。

猫背を治して快適な生活を送りましょう。

著者:小池義孝
出版社:自由国民社
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