心を鍛えるのではなく「整える」という考え方

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心・精神(メンタル)は鍛えることができるのでしょうか?

個人的には鍛えることは可能だと思います。しかし、鍛えるのではなく「整える」という考え方もあるので是非知っていて欲しいと思います。

というのもサッカー選手である長谷部誠さんの著書「心を整える。勝利をたぐり寄せる56の習慣」を読ませて頂きました。プロとして世界で活躍しているアスリートはどのようなメンタルで挑んでいるのか?またどのように心を整えているのかが記されています。

心を鍛えたい人・心を整えたい人には「これだ!」というような一冊になるかもしれません。自分自身を見つめるヒントになるのではないかと思います。

著者:長谷部誠
出版社:幻冬舎
販売:Amazon

長谷部誠

私はサッカーファンでもなければ長谷部誠さんのファンでもありません。長谷部さんの事はサッカーの試合を見ていて知っている程度です。しかしそんな人でもさらりと読める作品になっています。

長谷部選手の考えは統一されており幼少期からたずさわれた一本の太い丸太のような信念を感じました。この著書から受ける印象は「まじめ」という事です。堅苦しくはないのですが正義感がありまじめ、なおかつ自分の信念があるが常に柔軟な発想でいることを意識してる。

プロ意識も高く、素晴らしいの一言です。この本の売り上げも東日本大震災へ全額寄付しているという事でチャリティー活動の一環のようです。そのことからも長谷部誠さんの人柄が伺えます。

心を整えるとは何か?

心を鍛えるのではなく整える。では実際に整えるにはどうすればいいのか?

長谷部さんは心をエンジンやピアノの玄だと表しています。どいう事かというと車のエンジンに油をさしスムーズに動かすように、ピアノの言を調律して本来の正しい音を出すように。つまり心は鍛えるのではなくメンテナンスをする・調律する。心に対してそのようなイメージをしているそうです。

つまり日頃からの調整が大事だあるという事。さらに心は自分で整えることができるという事です。それにより、常に心を安定させることができる、そして自分を見失う事がなくなります。心を整えるとは単純で基本的な事かもしれませんが、それが難しい。

心の刺さるフレーズが多い

読んでいて純粋に心に残るフレーズが多いなという印象でした。普通に感想として書き記すのも良いですが、感性は人それぞれなので心に刺さったフレーズをいくつか紹介したいと思います。

「整理整頓は人生の半分である」ドイツのことわざP.19

ギリギリのところで運が味方してくれるのは、ただ運が良かったわけではなく、それにふさわしい準備を僕がしていたはずだから。P.110

読書は自分の考えを進化させてくれる。P.118

読書ノートを付ける。P.125

ニーチェの言葉より「脱皮しない蛇は破滅する。人間も全く同じだ。古い考えの皮をいつまでもかぶっていれば、いずれ内側から腐っていき成長することなどできないどころか死んでしまう。常に新しく生きていくために、わたしたちは考えを新陳代謝させていかなければならないのだ。」P.181

自分が未熟で弱い人間だと認識している・・・自分自身の弱さを認めそれと向き合って生きていくというのが自分には合っている。P.232

※↑抜粋した部分はほんの一部ですまだまだあります。

「整理整頓は人生の半分である」良い言葉ですよね、ものすごく共感できるなと思いました。心が散らかれば部屋も散らかる、部屋が整えば人生も整う、これはあると思います。

そして読書についても触れています。長谷部さんは読書ノートをつけているそうで気になった部分をノートに抜き出して、たまに読み返しているそうです。

これは私もやっていますが、メチャクチャ良いですね。その本の内容やポイントが自然とまとめられますし、メモすることで情報が脳に定着します。本を読み終えた後に何の本だっけ?という事がなくなります。

そして、読書というのは精神を落ち着かせる効果があります。自分の世界に入れますし、集中できます。読書自体が心を整える効果があると私も思います。

この本で感じる事や学べることは多いと思います。「心を整える」あなたにとってのヒントが隠されているかもしれません。

著者:長谷部誠
出版社:幻冬舎
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