筋膜リリースとは何か?得られる効果と変化が感じれる期間はどれくらい?

皆さんは筋膜リリースという言葉をご存知でしょうか?

筋膜をリリースする(ほぐす)というそのままの意味合いなのですが、その内容は知らない人も多いかと思います。

筋膜をリリースすることで一体何が起こるのでしょうか?または、どのような人が筋膜リリースを必要としているのでしょうか?

今回は筋膜リリースとは何か?という事にスポットを当てて、少しだけ紹介したいと思います。

参考文献自分でできる! 筋膜リリースパーフェクトガイド──筋膜博士が教える決定版

筋膜リリースとは何か?

筋膜リリースを一言で言うと「筋膜を解きほぐすストレッチです。

他にも筋膜ストレッチなど、言われていることもあります。

【筋膜リリース】

筋膜リリースの目的は筋膜のねじれやよじれを元に戻し、筋と筋膜の正しい伸張性を回復し筋肉が正しく動けるように回復することにあります。

というのも・・・

実は筋膜のよじれねじれにより、筋膜自体が変形して体に弊害が起こります。

肩こりや腰痛も筋膜の変形が大本の原因だったというのは例外ではありません。

このよじれ・ねじれをストレッチで治していこう!というのが筋膜リリースの目的です。

つまり!筋膜リリースで筋膜をほぐすことによって体を正常にする・身体機能の向上につながるという事になります。

筋膜【Fascia】

筋膜とは・・・

皮膚の下、筋肉の上層部にあり、浅筋膜・深筋膜(腱膜筋膜)・筋外膜・筋周膜・筋内膜の5つを指しています。

筋肉の上の深筋膜が広範囲で問題が起きている事がほとんどで、リリースの目的は交差したコラーゲン繊維とエラスチン繊維が一部により集まった状態(高密度化)を解きほぐすことにあります。

始めに言っておきますが、民間療法の筋膜はがしは間違っている事が多いので注意が必要です。

筋膜とは筋肉を包み込んでいる膜の事を指しますが筋繊維一本一本の中にまで入り込みます。

更には内臓とも接続しており全身に張り巡らされていることから、筋膜意外を全部溶かしても身体の形は残ると言われています。それゆえに「第二の骨格」ともいわれています。

※筋膜=コラーゲン繊維・少量のエラスチン繊維で出来ている(ほぼコラーゲン)

筋膜は全身に張り巡らされており、尚且つ形を変えます。そうなると筋膜がよじれ・ねじれを起こし筋・血管・神経までも影響が及ぶことがあります。

筋膜リリースの効果と期間

【効果】

  • 肩こり・腰痛
  • 身体の軽さ
  • 姿勢の改善
  • 歩くフォームの改善
  • 身体を痛めにくくなる
  • 筋肉の可動域が増える
  • 骨盤矯正
  • むくみの改善

主に運動性・柔軟性・基礎代謝のアップが見込めます。

筋膜をほぐすことで、関節や筋肉の可動域が広がり血流も良くなり疲労物質もたまりにくくなるので、運動能力もアップします。

ちなみに、猫背が矯正できないのは筋膜が固まっているからという事も言われています。

では実際にどれくらいで効果が出てくるの?という事ですが、効果の表れは人それぞれです。一応目安を言うならば、一般的には1日3回の筋膜リリースを2週間続けることで身体に変化が訪れる・効果があらわれるようです。

もちろんすぐに効果が出ている人もいますが、「1~2回やったから効果が出る」なんてことは思わないでください。

リリースは制限を解除する、緩めるという意味があります。時間をかけて筋膜をときほぐすことが筋膜リリースの基本ですので無理には行わず穏やかに持続した気持ちいいくらいの伸張により行いましょう。

人は一日の生活の中で頑張り過ぎるほど筋膜を硬くしている事をご存知でしょうか?理想としては筋膜が固まらないように定期的に緊張をリセットしてやることが大切です。

筋膜リリース動画

動画では実践しながら詳しいやり方を解説しています。

当記事は竹井仁さんの「自分で出来る!筋膜リリースパーフェクトガイド」を参考にさせていただきました。実際に動画でも竹井先生が出演されているものもあるので参考にしてみてください。

肩こりに効果があるという事で注目を浴びています。

まとめ

  • 筋膜リリースとは、筋膜に焦点を当てたストレッチである
  • 肩こり・腰痛など効果は様々
  • 誰にでもできる
  • 続ける事が重要
  • あなたの体の痛みやだるさも筋膜が原因かもしれない

以上、筋膜リリースとは何か?でした。

動画でも十分に伝わると思いますが、もっと知りたい人は竹井先生の著書を読んでみても良いと思います。全身の筋膜リリースの方法が詳しく解説されています。

フォームローラーという器具もあるので有効活用することでストレッチの幅が広がります。

↓参考にしてみて下さい↓