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EAA【Essenntial Amino Acids】を簡単に説明すると
体内で合成できない9種類のアミノ酸です。
EAAの正体は必須アミノ酸です。
プロテインはたんぱく質でできていますが、たんぱく質というのは20種類のアミノ酸からできています。そのうちの9種類が必須アミノ酸と呼ばれており体内で合成する事ができないので、食事など体外から摂取する必要があります。
一般的なEAAには8~9種類の必須アミノ酸が含まれています。
結論
シーン別に使い分けると効果的であり必要。
EAA
【必須アミノ酸】
- バリン
- イソロイシン
- ロイシン
- メチオニン
- リジン(リシン)
- フェニルアラニン
- トリプトファン
- スレオニン(トレオニン)
- ヒスチジン
【非必須アミノ酸】
- グルタミン
- アルギニン
- グリシン
- アラニン
- セリン
- チロシン
- システイン
- アスパラギン
- プロリン
- アスパラギン酸
- グルタミン酸
アミノ酸には必須アミノ酸とそれ以外の非必須アミノ酸に分類されています。
20種類のアミノ酸を掲載していますが上記の9種類が必須アミノ酸です。
ちなみに赤文字のバリン・ロイシン・イソロイシンはBCAAです。EAAの中にBCAAが含まれているので同じだと思っている人も多いですが効果などにも違いがあるのできちんと理解しておきましょう。
BCAAについては以下の記事でまとめているので参考にしてみて下さい。
EAAのメリット・デメリット
EAAのメリットとしては筋肉の合成促進・分解抑制があげられます.。
これはBCAAと効果は同じです。
それなら「BCAAよりも必須アミノ酸がすべて入っているEAAのほうが良いのではないか?」と言う話になりますが決してそうではありません。BCAAは筋たんぱく質中の必須アミノ酸のうちの約35パーセントを占めているのですが、筋たんぱく質に多く存在するからこそ多く消費してしまいます。だからこそBCAAを重点的に摂取するという目的があるわけです。
そして、EAAはこんな研究結果がでています。
テキサス大学の研究によるとトレーニング後にEAAと糖分を摂取することで筋肉成長の刺激が400%高まった。またトレーニング前に摂取することでの筋肉成長刺激が351%アップしたという研究結果も報告されています。
そのことからもわかるように、BCAAは筋肉の分解を抑える効果が高く、EAAには筋肉の合成促進効果が高いと言われています。もちろん効果が高いという事で、BCAAにも筋肉合成の効果もありますし、EAAも筋肉の分解抑制効果があります。
この効果を最大限に生かすためにBCAAはトレーニング中に、EAAはトレーニング前もしくは後に摂取することを推奨しているメーカーが多いようです。
EAAのデメリット
EAAのデメリットとしてはBCAAと比較した場合吸収速度が遅くなるという事がありますが、デメリットと言うまでの極端な差は無いようです。比較した場合、BCAAのほうが吸収速度が速いようです。
もちろん、プロテインと比較した場合にはアミノ酸であるEAAのほうが早く吸収されます。
一般的な吸収速度として
- プロテイン:2時間程度
- ペプチド:30分程度
- アミノ酸:30分程度
数字は目安です。
ペプチド状だと30分程度で血中のアミノ酸濃度がピークになったという実験結果もあり、アミノ酸とあまり変わらないようです。
逆に吸収スピードの速さからメリットがデメリットになる可能性もあるようです。
アミノ酸はプロテインでお腹を壊しやすい人には良いと思われがちですが、そうとは限りません。プロテインよりも消化にかかる負担が少ないのは事実ですが、あまり消化を必要としないため胃をそのまま通り抜けていく事があるそうです。それにより下痢を引き起こす可能性があるので下痢になりにくいとは一概には言えないようです。
そこまでこだわる必要はあるのか?
個人的にはトレーニングに対して効率を追求するなら必要だと思います。もし必要ない、と思う人でも、自分のトレーニングや日常生活に取り入れるかは別として知識として知っておいても良いと思います。
そして、こんな気になる情報もあります。
Q:プロテインを飲んでいればアミノ酸を摂取できるという事ですか?
A:その通りです。プロテインパウダーにおけるタンパク質の消化吸収効果は非常に高く、プロテインを1g飲むのも、アミノ酸を1g飲むのもほとんど同じことなのです。言い換えれば1gのプロテインは1gのアミノ酸と全く同等という事です。
引用DNA公式サイト
とのことです。
もちろん、吸収スピードや吸収量などを考慮していない理論上の話です。
ちなみにEAA・BCAAの一般的な一回の摂取量が約5g~6g程度です。
EAAのプロテイン含有率は調べてもわからなかったですが、BCAA含有率は大体20%~25%と言われています。(※プロテインの質によっても異なります)そう考えるとプロテイン一杯に25gのたんぱく質が入っていた場合BACCの混入率は5g~6.25gという事になるので同じだと言えます。
まとめ
これはEAAだけではなくBCAAなどのサプリメント全体に言える事ですが、プロテインを主体にサプリメントで足りない部分を補うという考え方が良いようです。
例えば、EAAだけしか飲まない、というようにサプリメントでプロテインの代用をするのではなくトレーニング中には吸収速度の速いEAAなどのアミノ酸を補給する。トレーニング後はたんぱく質の豊富なプロテインを補給する。このように、シーンに合わせて使い分ける事が一番大事だと思います。
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