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以前、ベンチプレスを選ぶうえでの重要視するポイントを紹介しました。
しかし、実際に購入するとなると条件により選び方も変わってきます。
基本はそのポイントがベースになりますので以下の記事で確認しておきましょう。
↑上記の記事をベースに話を進めるので必ず読んでおいてください。
そして今回は実際にベンチプレスを購入する時の正しい選び方・損をしない、自分のトレーニング環境に合ったベストな選び方を紹介していきます。
数パターンを紹介するので自分に合ったベンチプレスを選ぶといいでしょう。
ベンチプレスを購入する時のベストな選び方は?
どのベンチプレスをどういう風に購入したら損をしないのか?
しかし、それは人それぞれで条件が変わってきます。
つまり自分のトレーニング環境に適している器具でなければベストとは言えません。例えばトレーニングスペースが限られている中で部屋ギリギリのサイズの器具を設置した場合、良いコンディションの中でトレーニングができるとは言えませんよね?
ましてや、ベンチプレスを購入したけれど自分の部屋に入らなかったとなれば話になりません。
後悔しないためにも自分に合ったベストなベンチプレスを選んでほしいと思いますので、以下のパターンを参考にしてみてください。
【初級】スペースが狭く、安く抑えたい人はナロータイプ
ベンチプレスの設置スペースが狭い人はナロータイプが良いでしょう。
結局はワイドタイプでトレーニングをしたいと思っても、それを置くスペースが無いと始まりません。
ワイドタイプはスペース的には無理だけどナロータイプなら設置できる!という人はナロータイプを選ばざる負えないのです。
ナロータイプについても冒頭で紹介した記事で簡単に解説しているので参考にしてみてください。
[aside type=”normal”] ナロータイプとはラックが持ち手の内側にあるものを指します。通常はラックが持ち手よりも外側に付いておりバーベルシャフトの長さも200㎝程度ですが、ナロータイプは180mc・160㎝と短くなっています。 [/aside]
部屋にベンチプレスを置くとなると意外とスペースが必要になります。物理的にワイドタイプでは無理がある場合や少しでもスペースを抑えたい人はナロータイプが良いです!
では、サイズ感的にどれほどの差があるのか?比較してみます。
ナロータイプとワイドタイプのサイズ比較
【ナロータイプ】
ベンチサイズ:横52㎝×縦130㎝×高さ88㎝(シート高46㎝)
シートサイズ:横25㎝×縦123.5㎝×厚み4.5㎝
セーフティバー:横53㎝×縦57㎝×高さ56~88㎝
パーツごとの寸法はありますが、上記の画像のように横幅は160㎝~180㎝という事でバーベルの長さで幅が変わってきます。200㎝にも変更可能ですがバーベルを置くラックの幅が狭いため安定性が悪くなるのでおすすめはしません。
縦の長さは約130㎝、高さが88㎝と言う事で設置する場合を考えてそれ以上の余裕を考慮しておきましょう。
【ワイドタイプ】
ラックサイズ:横112㎝×縦51㎝×高さ92~132㎝
ベンチサイズ:横70㎝×縦175㎝×高さ55~121㎝
横200㎝×縦175㎝×高さ92~132㎝がワイドタイプの設置面積の目安になります。
【設置面積目安の比較】
ナロー | ワイド | |
横 | 160~ | 200㎝ |
縦 | 130㎝ | 175㎝ |
高さ | 88㎝ | 92~132㎝ |
コストNO.1
ワイドタイプに比べて極めて低価格です。コストで言えばダントツで1位というホームジム初心者のためのベンチプレスで、コンパクトに収納できるタイプもあり邪魔になりにくいという特徴があります。
しかし、トレーニングの事を考えると少し窮屈ではあります。
結局は慣れなのですが、ワイドタイプ使用者がナロータイプを使用するとかなり窮屈に感じます。しかもシャフトを置く部分の間隔が狭いため安定性に不安があります。
特にプレートの脱着の際は片方ずつ行うのではなく交互に行い均等にプレートを脱着していくなどの工夫が必要になります。高重量になればなるほど注意が必要です。もしも片方だけに重量を付けてしまうとバランスが保てなくなりバーベルがラックから落下するなどの可能性があります。
ナロータイプに限ったことではありませんがデメリットもあります。しかし、デメリットを知ったうえでトレーニングを行なわなければ安全にトレーニングはできません。
自分が欲しいものよりも、自分の環境に適している物を選ぶ事でトレーニングに最大の結果が反映されます。
まとめると・・・
- 設置スペースが無い
- スペースを抑えたい
- コンパクトに収納したい
- コストを抑えたい
そんな人はナロータイプを選ぶと良いでしょう。
特にコストを抑えるたい人はセットで購入するとお得です。バラで購入すると明らかに価格に差が出ます。
実際に購入するとなるとどこのメーカーがいいのか?という事になるんですが、それは下記の記事を参照してください。
[aside type=”boader”]
価格目安:¥50,000~
設置面積目安:横160㎝~×縦175㎝×高さ92~132㎝
[/aside]
【中級】スペースに余裕があり、金銭的に余裕がある人はワイドタイプ
もしも、トレーニングスペースに余裕がある人はワイドタイプをおすすめします。
上記では幅の狭いナロータイプを紹介しましたが、ワイドタイプは幅が広くジムなどで使用する一般的なベンチプレスです。
しかし、ナロータイプに比べてトレーニングはやりやすくなるものの、価格もアップします。
その分、ナロータイプでは不安が残るプレート脱着時のバーベル横転の危険も少なくなりますし、トレーニングの窮屈さも無くなります。
価格的にも、ナロータイプ(100㎏セット)は¥50,000~と安価なものでしたが、ワイドタイプで同じ仕様になると、¥70,000~となります。(※金額は目安です)
ちなみに、上記のベンチプレスセットはセーフティバーを別途購入する必要があります。
ハッキリ言って現在販売されているベンチプレスセットは「中途半端だ」というのが個人的ではございますが正直な感想です。セーフティラックなど別途買い足さないといけないものも多く「これだ!」というものはありません。意外と見た目以上に安定性は優れているようですが、自分のベストを考えると結局はバラで購入した方がいいのかもしれません。上記のアイロテックセット以外のもので、バラで購入すると考えた場合それなりの値段になると思っておいてください。
このセットを購入するというのはナロータイプは嫌だという人、しかし家のスペースの関係でパワーラックは入らないという人向けです。一番のポイントはシートの角度調節の幅が広いのでデクラインからインクラインまで可能ですので大胸筋上・中・下を鍛える事ができます。
しかし、スペースが十分に有り、ワイドタイプを必要としているなら下記で紹介するパワーラックを購入した方が後々の事を考えるとベストだと思います。
[aside type=”boader”]
価格目安:¥70,000~
設置面積目安:横200㎝×縦175㎝×高さ92~132㎝ [/aside]
【上級】大胸筋だけではなく、全身を視野に入れたパワーラック
ベンチプレスの域を超えて少し大掛かりになりますが、自宅で筋トレをしたいならパワーラックがおすすめです。
おすすめというよりはベストと言う表現が合っているかもしれません。
というのも、自宅筋トレの最終段階としてホームジムという言葉が視野に入ってきます。
パワーラックはBIG3である、ベンチプレス・バーベルスクワット・デッドリフトの機能を兼ね備えているわけです。このパワーラックさえあればホームジムを格安に作ることが可能なんです。
今回はベンチプレスに焦点を当てていますが、後々の事を考えるとパワーラックが一番ベストだと断言できます。もしもBIG3を意識した筋トレ器具を別々に用意したら大変なことになります。(本当に・・・)
もしも、あなたが筋トレ継続者だったり、ジム通いからホームジムに切り替えようとしているなら迷わずパワーラックを考えていいと思います。
パワーラックは高重量を安全にトレーニングすることが出来ると言われているので安全面では一番信用があります。サイズも大きい分安定性も十分です。
注意点としては、バーベルシャフトが200㎝以上からです。それ以下は入りません。
サイズも60㎜×60㎜のフレームだと横116×縦118×高さ210㎝なのでかなりサイズが大きいです。特に高さが210㎝あるので余計に大きく感じます。
四角形になっていますが、縦横のサイズ的には普通のベンチプレスと大した差はありません。
ただし、バーベルシャフトとベンチは別途購入になります。
おすすめIROTEC(アイロテック) バーベル ダンベル 100KG セット
おすすめIROTEC(アイロテック) マルチポジションベンチ器具
バーベルはアイロテックのバーベル100㎏セットを200㎝に変更、ベンチアイロテックのマルチポジションベンチがおすすめです。ベンチはデクラインもインクラインにも対応できるので大胸筋の上・中・下を網羅することが可能です。
[aside type=”boader”]
価格目安:¥90,000~
サイズ:横116×縦118×高さ210㎝
設置面積目安:横200㎝×縦175㎝×高さ210㎝
※バーベルで横幅が200㎝になります。
[/aside]
注意点
スペースを確認する
購入する前に器具を設置する場所の寸法をチェックしておきましょう。
例えば、スペースが210㎝しかないのに200㎝のベンチプレスはかなり窮屈ですよね?
設置はできますが隙間が10㎝しかありません。左右で割ると片側5㎝という事になります。かなり危険ですしプレートの脱着も無理です。余裕をもって壁との間隔を確保できる状態を確保しましょう。
無理にギリギリのものを選ばないようにしてください。
パワーラックの場合は高さがあるので注意が必要です。
普通の家は天井までの高さが210㎝以上はあるので大丈夫だとは思いますが一応確認はしておきましょう。
セットの内容を確認する
セットで購入する場合は必ずセットの内容を確認しましょう。
例えば画像ではベンチとバーベルが写っているが実際はベンチのみの販売という事があるので注意が必要です。
他にもセーフティバーが付いていなかったり、バーベルシャフトの長さが思っていた長さと違ったりと認識の誤差が出てくる可能性があるので細かくチェックしましょう。
もしも、ベンチプレスをバラで購入する場合はバーベルシャフトの内側の長さとラックの幅を必ず確認する必要があります。基本的には200㎝用など数字が記載されているはずです。
中にはぎりぎりのものもあるのでメーカーが違うものを組み合わせる場合は注意が必要です。
まとめ
【設置面積目安】
ナロー | ワイド | パワーラック | |
横 | 160㎝~ | 200㎝ | 200㎝ |
縦 | 130㎝ | 175㎝ | 175㎝ |
高さ | 88㎝ | 92㎝~ | 210㎝ |
価格 | ¥50,000~ | ¥70,000~ | ¥90,000~ |
※あくまでも目安です
[aside type=”boader”]
- スペースが無いならナロータイプ
- スペースがあり、パワーラックの選択肢がない場合はワイドタイプ
- スペースにも金銭的にも余裕がある人はパワーラック
[/aside]
筋トレ器具も高価なので悩むと思いますが注意点をよく理解して、自分に合ったベンチプレスを選んでください。
↓トレーニング器具の下にはマットを敷きましょう!
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